好きな酒と食事の為

痛風は発症したら治らない病気と言われています。
そして私の経験上、発症すればする程、痛みが続く期間が延びます。
初めは一週間でした。次も一週間。ただ発作の回数を重ねる度に痛みが続く期間が延び続けて、ついには1ヶ月以上も痛みが続くようになってしまいました。

一度発作が発症したら、次がないように気をつけなくてはいけない病気。それが痛風。
生きていく上で面倒でしかない病気ですし、自由を奪われる厄介なやつです(今まで自由にしてきた反動なんですけどね)

以下、ここ6年間程痛風発作が起きていない私が、
普段の生活の中で行ってる事をまとめます。

フェブリク(フェブキソスタット)

痛風患者が定期的に飲むのがフェブリクです。
発症当初は医者に20mgを毎朝1錠飲むようにと言われ、基本的には飲むようにしてましたが、サボって飲まなかったり、しばらくしたら大丈夫だったから医者に行くのも止めたりもしてました。それが状況悪化の原因だった事は言うまでもありません。

フェブリクは尿酸値のコントロールには絶対欠かせない薬です。
痛風の状況がひどくなってしまった今は、1日30mgのフェブリクを飲んでいて、必ず毎日飲むようにしています。毎回42日分の薬をもらい、2回に1回血液検査をしていますが、おかげさまで尿酸値は4~5mg/dLをキープできています(過去最大値は10.8mg/dL)

私が今通院している病院で信頼している先生が「君は私の知ってる中では痛風患者の銀メダルだね!」と、痛風患者としての酷さをメダルで表してくれたのですが、金メダルの人はフェブリクを3日飲まなかったら発作が起きたそうです😅

痛風発作が起きてしまってからは、フェブリクと付き添い続けるというのは避けられないのかもしれません。でも尿酸値のコントロールには絶対これなのです。お酒と歩む痛風人生にはフェブリクは欠かせません。

クエンメット

この薬は上記した信頼のおける先生が処方してくれたのですが、それまでの先生はフェブリク20mgか30mgだけの処方でしかありませんでした。
ただ、私が痛風発作にならなくなったのとタイミングが完全にマッチしてる事から、おそらくこれは痛風患者に非常に有効な薬なのでは。。。と思うように。

こちらは朝夕3錠ずつ毎日飲んでくださいと言われてますが、夕方は仕事してるので、朝6錠一気飲みしてます。
効果としては尿酸を溶けやすくして、尿酸結石の予防にもつながるようです。

信頼おけるその先生が引退してしまって、新しい先生に引き継がれたんですが、新しい先生はクエンメットは痛風に関係ないのに処方されているのがおかしいという認識だったので、もしかしたら医学会での痛風に対する認知は低いかもしれません(クエンメットはネットで検索すると痛風の薬と出ます)
ただ、信頼のおける先生は、同時に腎臓の数値に関しても気にしてくれていて、副作用として肝臓、腎臓に影響がある可能性も見てくれていたので、もし所望するのであれば、医師と相談の上、検討された方がいいと思います。

コルヒチン

別でも紹介していますが、コルヒチンは痛風患者には神アイテムです。
足の親指の付け根、くるぶし、かかと、小指、中指、薬指、人差し指、などなど、、、
足回りに異変を感じたら飲んでおくに越した事はありません。
何度も痛風発作をかかえた私ですが、
なんか足の奥の方変な感じだな。。。。→ほったらかす→翌朝発作
なんか足ちょっと痛いな。。。。→ほったらかす→翌朝発作
を何度も経験しています。

ほったらかすのを止めて、まずはここはコルヒチンを飲んどこっ!にするだけで、痛風発作から解放されています。
よくサイトで「ムズムズする時に」といった表現がありますが、ムズムズ・痛い・違和感・重い、そういう状況を足先で感じた場合はコルヒチン飲んでおいた方がいいです。
反乱の初動を叩く特殊部隊のようなもので、飲まなかったら、あとの祭り。なアイテムです。私は年に0〜3回くらい使用していますが、常時5粒はキープするようにしています。
ただ、何度も他の薬でも話してますが、副作用に関しては医師の相談の上、ご利用ください。
コルヒチンを多用している際に、小作りをしていると子供にダウン症などの可能性が増すというのを聞いた事があります。
薬に関しては医師の相談のもと、ご利用ください。

水分

別ページでも書きましたが、痛風患者であれば必ずしつこく医者と薬剤師にダブルで言われる事ですね。水分たくさんとってください。私は普段から酒も飲みますが、水分も多く取るので多めの水分接種は慣れてるんですが、実際に水分を多くとる=血液の濃度が下がる。といった実感もありますので、一日2~3リットルくらいは飲んだ方がいいと思います。ただ、水中毒になるところまで飲んだらNGですので、お気をつけください。

運動

絶対してください。

痛風には有酸素運動が有効とされていますが、水分をしっかり取り体に満遍なく上手に水分を取る事でハードな運動も「おそらく」許容できます。
とはいえ、おすすめは、 年齢にもよりますが1kmを約7分〜7分半くらいで走るジョギング。人によってはもっと遅くてもいいと思います。
これは痛風の尿酸値のコントロールに限らず、筋力保持、体重管理、血流改善、ストレス軽減、代謝改善とか、色々なメリットがあって体の改善にダイレクトに直結するものです。痛風発作になるくらいなら、運動は絶対にした方がいいので、自分が好きな運動を是非とも探してみてください。
それはジョギングじゃなくてももちろんいいです。好きな運動を気持ち良くしてください。それが出来るか出来ないかで、酒が飲めるか飲めないかも変わってきます。
ちなみに私は週2回くらいバスケットボールの練習と月2回の5kmのジョギングをしてます。もちろんたまにサボってますし、それ以上やっていたりもします。

ただ、上記した薬ありきでの運動がプラスアルファで有効と思っています。
運動だけだとやはり尿酸値のコントロールは難しいと思うので。セットで。

サプリメント

これは直接的に関係しているか分かりませんが、
発作が起きなくなったタイミングに近い時期にスーパーマルチビタミンとスーパーフィッシュオイルを毎日飲むようになりました。
もう何年も飲んでますが、これも手放せないです(痛風と関係ないかもですが。。。)

ストレス

経験上でしかありませんが、実はストレスが一番発作の引き金になると信じてます。
必ず発作が起きたのが、転職した直後。
ストレスばかりはアドバイス出来ませんが、趣味、運動、食事、付き合いなど、
発作が起きたタイミングで、一度振り返ってみて、ストレスを実感することも今後の発作回避につながる道かもしれません。

食事と酒

なにも制限してません

ウニも、牡蠣も、いわしも、鯖も、鮭も、レバーも、ヒレ肉も、エビも、カニも、納豆も、ブロッコリーも、ラーメンも、運動後のプロテインも。
ビールも、焼酎も、日本酒も、ワインも。
何もかも気にせず食べて飲んでます

ただ、薬を飲みたくない、運動したくない、酒はそもそも飲まない
そういう方もいると思うので、純粋に痛風と向き合う為の情報は、理解している限り、こちらに載せますね
私のやり方が酒を飲める正しいやり方とは断言できないので。。。。

まとめ

フェブリク30mg, クエンメット6錠, マルチビタミン/スーパーフィッシュオイルを1錠ずつを毎日。
週1~3回の30分~1時間程度の運動。
毎日2~3リットルの水。
自分なりのストレス軽減対策。
いざというときのコルヒチン。

これで食事制限もせず、お酒もほぼ毎日飲めてます。もちろん肝臓の数値は気にしないといけないので、飲みすぎないに越したことはないですが、少なくとも食事に関しては自由にできています。もちろん禁酒した方がいいこともたくさんあります。私も2か月くらい禁酒したことがありますが、清々しい日々を過ごせると感じていましたので。

是非とも参考になれば!

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